新型コロナウイルスなどの感染症が流行している昨今は、これまで以上に人々の衛生面への意識が高まっています。

外出先での手洗いや消毒の徹底をしている人が多いですが、家の中ではどうでしょうか。家の中にも実は見落としている汚れや菌がたくさんあるということを知っていますか?

知らず知らずのうちに触れていた場所や、あまり掃除をしていなかった場所が、菌の温床になっていたということも…。今回はそんな不安を払拭するため、家の中で汚れや菌が溜まりやすい場所と掃除方法について解説していきます!

  1. 家の中で汚れや菌が溜まりやすい場所
  2. 汚れや菌が溜まりやすい場所の掃除方法
  3. まとめ

家の中で汚れや菌が溜まりやすい場所


家の中にも汚れや菌はたくさんあります。では、どんなところに汚れや菌が溜まりやすいのかを見ていきましょう!

  • ドアノブやレバー
  • 照明などのスイッチ
  • 家具や家電
  • カーペットやラグ
  • キッチンシンク

ドアノブやレバー

ドアノブやレバーなど手で触れる回数が多いものはそれだけ菌や汚れが付きやすくなります。不特定多数の人が触れる場所なので、どこからどんなものが持ち込まれているか分からず、実は危険な場所です。

特に玄関やトイレなどのドアノブは手を洗っていない状態で触る可能性が高く、注意が必要な場所になります。また、手が触れる場所は手垢なども付着し、それらが菌の餌にもなることから、こまめに掃除することが望ましいです。

照明などのスイッチ

照明などのスイッチもドアノブやレバー同様毎日何度も触れる場所ですよね。玄関やトイレの照明のスイッチが危険であることはドアノブやレバーと同じ理由ですが、リビングなどにリモコン式の照明スイッチがある場合はさらに注意が必要です。

リモコンを触った後にそのままの手で顔の付近を触ったり、食べ物を食べたりする可能性が高いので、清潔に保つ必要があります。

また、お子さんがいる家庭であれば、舐めたり口に入れたりする可能性もあるので、さらに気を付けなければいけません。

家具や家電

家具や家電は大きくて重いものが多いためなかなか動かしづらく、しばらく掃除されていないままになっているという人も多いのではないでしょうか。

また、毎日何気なく使っている家具や家電も、手が触れる回数が多く、知らず知らずのうちに汚れや菌が溜まっており、気づかずに触れたままの手で他の場所を触ったり、食事をしてしまったりしています。

普段は気にしていない人が多いですが、改めて考えてみるとちょっと怖いですよね。

カーペットやラグ

家の掃除をする際に、拭き掃除や掃除機による吸引で十分だと思っていませんか?掃除機でカーペットやラグの表面のゴミやホコリは吸い取れても、繊維の間に詰まっている汚れや菌までは取れません

そんなところで寝転がったり、小さな子供がハイハイしていると思うと恐ろしいですね。

さらに、掃除の際に見落とされがちなカーペットやラグの裏も汚れや菌の温床になっています。表面だけでなく、裏にも注目注目しましょう。

キッチンシンク

比較的綺麗なイメージがあり、食べ物を扱う場所であることからも、意外に思われる人が多いのがキッチンです。

調理の際に食材に付着している菌や、シンク周りの湿気の多い場所で繁殖する菌など、とにかく危険な場所であるにもかかわらず、毎日使う中で、あまりしっかり掃除をしていない人が多いことから、トイレよりも汚いとも言われるほどです。

特にスポンジは食器を洗ってから水気を持ったまま放置されることが多く、キッチンで最も菌が多いとされています。

日常の掃除であまり意識される人は少ないですが、実は壁も汚れや菌が多く溜まっているのです。家の中での会話による飛沫物や、掃除で舞い上がるホコリやゴミなど、あらゆるものが飛び散って付着しています。

普段の生活で壁に触れる機会はあまりありませんが、小さな子供がいる家庭は話が別です。小さな子供が家の中を歩き回れるようになると、とにかく色々な場所を触ります。

大人たちが見ていないところで汚れた壁を触っていることも考えられるので、綺麗にしておくことが求められます。

汚れや菌が溜まりやすい場所の掃除方法


家の中で汚れや菌が溜まりやすい場所が分かったところで、それぞれの掃除方法について見ていきましょう!

  • ドアノブやレバー
  • 照明などのスイッチ
  • 家具や家電
  • カーペットやラグ
  • キッチンシンク

ドアノブやレバー

ドアノブやレバー毎日使うもので、一日の中でも触れる機会が多い場所なので、まとまった掃除をしっかりするというよりは、手の届くところにアルコールやエタノールなどの消毒剤を用意しておき、頻繁に吹きかけたり拭いたりすることで、清潔な状態を保つことが出来ます。

照明などのスイッチ

照明などのスイッチについても、ドアノブやレバーと同様、毎日多くの回数触れる場所なので、こまめな除菌や拭き取りが大切になります。スイッチに触れる前に手指の消毒を徹底することなども清潔に保つための一つの手段です。

家具や家電

家具や家電を毎日掃除をすることはなかなか難しいですが、最低限手が触れる取っ手やボタンなどは頻繁に掃除すると良いでしょう。消毒・除菌剤などを吹きかけて拭くだけでも違いがあります。

また、家全体の掃除をするタイミングで、普段は掃除しきれない家具・家電の裏や下なども徹底的に掃除しましょう。ホコリやゴミを拭き取り、取れない頑固な汚れには「アルカリ性洗剤」を用いてこするのがおすすめです。

カーペットやラグ

カーペットやラグは日常の掃除機による掃除以外に、なかなか全体を洗うことは難しいので、除菌スプレーなどで表面についている菌を減らすと良いです。また、掃除機掛けの際には、カーペットやラグをめくって裏側の掃除も忘れずにしましょう

また、頻繁にすることは難しいですが、取りきれない汚れや菌は、定期的にプロに頼むことも一つの手段です。

キッチンシンク

キッチンシンクの掃除で一番大切なことは、とにかく水気を取ることです。使い終わった後の水分が残ったままになっているところに菌が繁殖していきます。

また、排水溝周りは特に汚れが溜まりやすく、菌も繁殖しやすい環境なので、2,3日に一回は「アルカリ性洗剤」などを用いて掃除するようにしましょう。使用する度に、アルコールや次亜塩素酸ナトリウムなどで除菌することも効果的です。

壁を毎日常に掃除、除菌することは大変なので、家全体の掃除をするタイミングで、拭き掃除をするといいでしょう。

アルコール次亜塩素酸ナトリウムを吹きかけて拭くことでも効果が見込めますが、汚れが目立つ場合、取れにくい場合は「アルカリ性洗剤」を活用すると良いでしょう。

まとめ


いかがでしたか?今回は家の中で汚れや菌が溜まりやすい場所と掃除方法についてご紹介してきました!普段は意識していないところや、予想もしないところにも、汚れや菌は隠れています!安全で快適な暮らしを守るため、適度な掃除を心がけていきましょう!