日々のお仕事や学校に欠かせないワイシャツですが、襟や袖は皮脂汚れなどが特に付着しやすく、お選択の際に頭を悩ませる衣類の1つです。ワイシャツについた汚れは頑固なので、普通に洗濯しただけでは落とせずに困っている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、なかなか落としにくい襟汚れを綺麗に落とす方法をご紹介します。ご家庭にあるもので汚れを防ぐ方法もご紹介するので、併せてぜひ参考にしてください。

  1. 襟汚れって何が原因?
  2. 襟汚れにおすすめの洗剤と洗い方はこれ!
  3. 襟汚れを防ぐ方法はある?
  4. 最後に

襟汚れって何が原因?

黄ばみ

ワイシャツの黄ばみの原因は、汗や皮脂が蓄積したものです。汗や皮脂を放置すると奥深くに入り込み、1回の洗濯では取りきれずワイシャツの繊維に残ってしまいます。蓄積された汗や皮脂は、時間の経過と共に参加していき黄ばみとなります。また、黄ばみは時間が経過することでより強く頑固になるため、早急に対処することが求められます。

黒ずみ

黒ずみも黄ばみと同じく、汗や皮脂が基本的な原因です。黒ずみは黄ばみよりもさらにホコリやゴミが溜まった状態なので、頑固で落としにくいという特徴があります。
また、洗いきれずに残ってしまった汚れが原因になることも多いです。

襟汚れにおすすめの洗剤と洗い方はこれ!

黒ずみ

食器用洗剤(おすすめ商品:キュキュット)

「襟汚れに食器用洗剤!?」と驚く方も多いかもしれませんが、黒ずみの原因となる汗や皮脂は、油汚れの仲間です。食器用洗剤に入っている界面活性剤という成分が綺麗にすっきり油汚れを落としてくれます。

界面活性剤には汚れを浮かす効果があるため、食器用洗剤を使うことでホコリやゴミを落としやすくする効果があります。キュキュットは泡立ちの良さが特徴的で、少量でしっかり汚れを落とすことが可能です。

キュキュットを使った襟汚れの取り方

  1. 襟部分をお湯で濡らす
  2. 食器用洗剤を汚れの部分に揉み込む
  3. 歯ブラシを使って上から優しく叩く
  4. ある程度汚れが落ちてきたら、洗い流す
  5. そのまま通常通りに洗濯する

キュキュット

 黄ばみ

酸素系漂白剤(おすすめ商品:ワイドハイター EXパワー)

酸素系漂白剤には、衣類にこびりついた皮脂汚れを分解して落とす効果があります。基本的には、これ単体で黄ばみを落とすことが可能です。特にワイドハイターは漂白力が強いですが、デニムなど物によっては色落ちしてしまう可能性があるため要注意です。

ワイドハイター EXパワーを使った襟汚れの取り方

  1. 黄ばみの部分に直接漂白剤をかける
  2. 少し時間を置いて馴染ませる
  3. 通常通りに洗濯する

ワイドハイター EXパワー

重曹

「漂白剤だけでは落ちなかった…」という頑固な黄ばみには、重曹の使用がおすすめです。重曹はアルカリ性なので、酸性の皮脂汚れを強力に落とす効果があります。単体よりも併用がおすすめです。

重曹を使った襟汚れの取り方

  1. 重曹・食器用洗剤・酸素系漂白剤を混ぜる
  2. 歯ブラシを使って黄ばみの部分に塗り込む
  3. 汚れが浮いてくるまで上からポンポン叩く
  4. 洗面器にお湯を張り、漂白剤と重曹を溶かす
  5. 30分ほど浸け置きする
  6. 洗い流し、通常通り洗濯する

④⑤の工程は、なかなか汚れが浮いてこない時に行ってください。

アルカリ性洗剤(おすすめ商品:KING WATER)

前述したように、アルカリ性洗剤は酸性の汗や皮脂を綺麗に落とす効果があります。特に強アルカリ性の洗剤を選ぶことで細菌やウイルスの増殖を防ぐこともでき、おすすめです。KING WATERは汚れ具合に応じて洗剤の濃度を調整することができるので、どんなに頑固な汚れでもしっかり分解することが出来ます。

アルカリ性洗剤を使った襟汚れの取り方

  1. 汚れの部分に洗剤を直接かける
  2. 5~10分漬けおきをする
  3. スポンジで擦るか、歯ブラシで上から叩き込む
  4. 通常通り、洗濯洗剤で洗濯する

KING WATER

セスキ炭酸ソーダ

セスキ炭酸ソーダとは、重曹炭酸ソーダが混ぜ合わさったアルカリ性洗剤のことです。人にも環境にも優しい洗剤ですが、皮脂汚れをしっかり落とすことができます。家のあらゆる場所のお掃除にも使えるので便利です。

セスキ炭酸ソーダを使った襟汚れの取り方性洗剤

  1. スプレーボトルに水250mlとセスキ炭酸ソーダ小さじ1/2杯を入れ、混ぜる
  2. 黄ばみの部分に吹きかける
  3. 30分ほど浸け置きし、もみ洗いをする
  4. 通常通り洗濯する

襟汚れを防ぐ方法はある?

ここからは、そもそも汚れを防止するための方法をご紹介します!

脱いだらすぐに洗う

前述したように、汗や皮脂が空気に触れて酸化すると、黄ばみが強くなってしまいます。時間が経つとどんどん落としづらくなるので、ワイシャツは優先的に洗うようにしましょう。

ベビーパウダーを塗る

女性はベビーパウダーを使ったことがある方が多いかと思いますが、汗や皮脂の発生を抑える効果があります。そのため、ワイシャツを着る前に襟の部分に塗り込んでおくと効果的です。そしてベビーパウダーはお湯で落ちるので、そのまま洗濯することができます。パフ付きのものがおすすめです。

ベビーパウダーの選び方

ベビーパウダーは、粉末タイプ固形タイプに分けることが出来ます。襟に塗る際はパフがあると便利なので、固形タイプのものを選ぶようにしましょう。また、コーンスターチが成分に入っているものを選ぶことも重要なポイントです。コーンスターチには水分を吸収する効果があり、汗や皮脂が付いた際に吸収してくれます。

おすすめ商品:ピジョン ベビーパウダー(ももの葉)
ピジョン ベビーパウダー

毎回漂白剤を入れて洗う

「漂白剤を毎回!?」と驚くかもしれませんが、少量でも効果があります。汗や皮脂を蓄積させないことが最重要なので、1回の洗濯でしっかり汚れを取るために漂白剤は効果的です。

専用のテープを使用する

襟部分の汚れを防止するためのテープを市販で購入することができます。皮脂汚れ自体が衣類に付着しないようにするためのものなので、「頻繁に洗うのが面倒臭い」という方は試してみてください。100円のものから1000円以上のものまで幅広い商品があるため、ぜひ気になったものを試してみてください。

最後に

頑固なワイシャツの襟汚れですが、少しの工夫で綺麗に落とすことができます。しかし放置すると労力もかかってしまいますので、ここでご紹介した対策方法をぜひ試してみてください。これから汗をかく季節に向けて、常に綺麗なシャツを心がけましょう!