日々の仕事やタスクに追われ、掃除のまとまった時間が取れない方もいらっしゃると思います。そのため「気づいたらいつも部屋が散らかっている」「掃除する気が全く起きない」と感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、掃除の時間が取れない方や掃除が苦手な方でも、楽しく掃除ができ、部屋をきれいに保てるコツをご紹介します。いくつかの方法をご紹介しますので自分に合いそうなものから取り入れてみてください。

  1. 掃除が苦手な人の特徴
  2. 掃除が楽しくなる10の方法
  3. 掃除を習慣化する5つの方法
  4. 工夫次第で掃除は楽しくなる

掃除が苦手な人の特徴

掃除が苦手な人にはどのような特徴があるのでしょうか。楽しく掃除ができない理由にも関係しますので、当てはまるものがないかチェックしてみてください。

時間がない

仕事や他の家事などやることが多く、掃除の時間を持てていないことがあげられます。さらに日々の疲れから掃除する体力も残っておらず、どうしても掃除を後回しにしてしまいがちです。

家の中にものが多い

家の中にものが多いことも特徴としてあげられます。使っていないものを捨てたり、整理整頓したりできていません。「いつか使うかもしれない」と思い、捨てずにキープしてしまうため、常に家の中にものが多い状態になっています。

優柔不断で、ものの管理ができない

掃除が苦手な人は優柔不断な性格で、ものの管理ができてないことも特徴としてあります。不要品を思い切って捨てたり、人に譲ったりして処分できないため、ものが減らず増えていく一方になります。

ものが増えると、どこに・何が・いくつあるのかを把握しづらくなってしまい、すでに家にあるものを重複して買ってきたり、必要な時にすぐにものを探せなかったりするのです

片付けが苦手

そもそも掃除前の片付けが苦手な人もいます。使い終わったものを片付けたり、保管場所を決めて所定の位置に戻さないため、部屋が散らかりやすくなってしまいます。片付けの手間を減らすためにも使ったら使いっぱなし、出しっぱなしにしないことが大切です。

どこから始めたらいいのか分からない

ここまで説明したように、掃除が苦手な人の部屋はあらゆる場所が散らかりやすい状態になりがちです。そのため掃除を始めようとすると「一体、どこから手を付けたらいいのか分からない」と悩んでしまい、やる気がなくなってしまいます。「ここもあそこもきれいにしないと……」と思ってしまう完璧主義の人にとっては掃除に対する心的負担が大きくなってしまうのです。

掃除が楽しくなる10の方法

掃除が楽しくなる10の方法をご紹介します。すべてを取り入れるのは難しいと思いますので、自分にできそうなものを取り入れて実践してみてください。

掃除を始める前にリスト化する

掃除を始める前に、掃除する場所別に何を掃除するかを具体的に洗い出してリスト化しましょう。たとえば、以下のようなイメージです。

掃除する場所 内容
キッチン ガスコンロ磨き
シンク磨き
お風呂 浴槽洗い
排水溝掃除

リスト化することで、どこを掃除するか明確になります。掃除ができたらチェックをつけたり、線で消したりすると可視化できるため達成感も感じられます。

好きな音楽を流す

BGMとして掃除する時に好きな音楽を流すのもいいでしょう。好きな音楽だと気分も上がり、体も動きやすくなります。テレビやYouTubeなどの映像だと気が散るので耳で聞けるものがおすすめです。自分が楽しめるものであれば、音楽以外にラジオなどもいいでしょう。

掃除道具は近くに置いておく

掃除道具は掃除する場所の近くに置いておきましょう。掃除しようと思ったらすぐに始められるようにするためです。

掃除道具を探したり、用意したりするのに手間や時間がかかっては、掃除の準備だけでやる気がなくなってしまいます。たとえば、玄関にはホウキを置いておき、思い立ったらいつでもすぐに掃けるようにしておくといいでしょう。

少しの時間だけ掃除する

掃除を始める時は、まずは少しの時間だけやってみることを意識してみてください。長い時間をかけてまとめて掃除しようと思うと気が重くなり、掃除を始めるハードルが高くなってしまいます。

「10分だけ掃除する」「今日はこの場所だけ掃除する」と決めて始めると集中して取り組め、作業もはかどります。掃除を継続するためにも、最初から完璧を目指さず、少しの時間から始めてみましょう。

SNSで掃除の情報を収集する

InstagramやYouTubeなどのSNSで掃除の情報を収集しましょう。掃除の情報とは、たとえば掃除テクニックやおすすめの掃除道具の紹介などです。

SNSで情報に触れることで、「この掃除テクニックを試してみたい!」「新しい掃除道具を使ってみたい!」と思うようになり、自然にやる気が出てきます。他にも「掃除を頑張っている人もいるから、自分も頑張ろう」と刺激を受けてモチベーションアップにもつながります。

お掃除グッズを買う

洗剤や掃除道具などのお掃除グッズを先に買ってしまうのもいいでしょう。「わざわざ買ったから、試してみよう」という気持ちになり、掃除を始めやすくなります。

好きな香りの洗剤を買ったり、機能的な掃除道具を選んだりするのもいいでしょう。自分の好きな要素があると掃除を始めるハードルが低くなります。

時間を区切って掃除する

「15分だけ掃除する」「10分以内にこの場所の掃除を終わらせる」というように時間を区切って掃除するのもいいでしょう。

時間に制限を設けると、ゲーム感覚で集中して取り組めて作業がはかどります。設定時間が終了したら割り切って別の場所を掃除するようにすると、再び集中して掃除できます

好きな香りを取り入れる

アロマやお香などで自分の好きな香りを部屋に取り入れてみてください。好きな香りに囲まれた空間は気分が上がり、快適に過ごしたいと感じるため、身の回りを整えるきっかけになるでしょう。さらに気持ちが安らぐと掃除へのネガティブな印象を和らげられます。

掃除を習慣化する5つの方法

できれば掃除を習慣化していつもきれいな空間で過ごしたいですよね。ここでは無理なく掃除を習慣化できる方法をご紹介します。部屋が散らかりにくく、汚れを溜めない方法になりますので、ぜひ参考にしてください。

ものを減らす

家にあるものを減らしましょう。1年以上使っていない不要品は捨てるか人に譲るなどして処分してください

出品期間を決めてメルカリなどのフリマサイトに出品するのもいいでしょう。ものを減らすと管理するものが少なくなり、散らかりにくくなるため、片付けの手間が省けます。それに加えて、ものを床に置かなくなったり、収納棚をなくしたりできるため、掃除機がかけやすくなるというメリットもあります。

ものの収納場所を決める

ものの収納場所を決めましょう。使い終わったものは収納場所に戻すことを徹底してください

収納場所を決めることで使いたい時にすぐに取り出せるようになります。さらに数量管理もしやすくなるため、同じものを買ったり、必要なストックを切らしたりしにくくなります。他にも収納場所を決めておくと散らかりにくくなるため、片付けの手間も省けて掃除に取り掛かりやすくなることもメリットです。

掃除する曜日や時間を決める

あらかじめ掃除する曜日や時間を決めておくのもいいでしょう。たとえば「月曜日はお風呂掃除の日」「1日10分は掃除する」というように具体的に掃除する場所や時間を決めます。

先に予定に入れておけば「掃除をやるかやらないか、どの場所を掃除するか、どのぐらいの時間かけてするか」などを悩むことなく、すぐに掃除に取り掛かれます。

ついで掃除する

生活の動きの中で「○○したら、ついでに○○する」という「ついで掃除」を取り入れてみましょう。たとえば「トイレに行ったら便座を拭く」「歯磨きの後は洗面鏡を拭く」などという感じです。

「ついで掃除」で小まめにすぐに掃除するようにすると、汚れが溜まりにくくなります。後からの掃除が楽になり、まとまった時間を取らなくて済みます。

定期的に家に人を招く

ここまで紹介した内容を取り入れるのが難しければ、定期的に家に人を招くようにするのもいいでしょう。人を招くとなると掃除は必須となり、強制的に掃除しなくてはならない状況になります。

「うちに遊びに来ない?」と定期的に自分から誘ってみるのもいいでしょう。部屋をきれいにする理由ができるので、結果的に掃除する習慣につながります。

工夫次第で掃除は楽しくなる

苦手な人にとって掃除はめんどくさいものですが、工夫次第で楽しく取り組めます。掃除が苦手な理由を理解したうえで、無理なく掃除できる方法を考えてみましょう。この記事を参考に自分に合うやり方を取り入れてみてください。楽しく掃除ができれば、習慣化しやすく、きれいな空間を保てるようになります。ぜひ試してみてください。