みなさんは愛車をどんな方法で洗車していますか?「自分で手洗い洗車をするのは面倒だし、難しそうだから。」と洗車機を使う方も多いと思います。しかし、洗車機を使うと細かいキズがボディに付く可能性があります。

そこでこの記事では、初心者でも簡単に手洗い洗車ができる方法と、必要な洗車道具や注意点について解説していきます。「手洗いのやり方がわからない。」という方は、この記事を参考にしてみてください!

  1. 手洗い洗車のメリット
  2. 手洗い洗車に必要な道具
  3. 手洗い洗車の手順と方法
  4. 手洗い洗車をする際の注意点
  5. まとめ

手洗い洗車のメリット

安く洗車できる

洗車する方法は、洗車機やガソリンスタンドで手洗いをしてもらう、など様々ありますが、自分で手洗いする場合、必要な道具を揃えるだけなので、一番安く済みます。初期費用が必要になりますが、一度揃えれば大きな出費はありません。

洗車機よりも丁寧な洗車ができる

手洗いの場合、自分の手で隅から隅まで洗うことができます。洗車機のブラシが届かない部分まで綺麗にすることができます。特にワイパーやドアミラー付近は、ゴミやホコリが溜まりやすい部分ですが、洗車機でその部分の汚れを落とすのは難しいです。

そういった箇所を、しっかり洗えるのが手洗いの利点です。隅から隅まで綺麗にしないと満足できない人には手洗いをおすすめします。

自分の車に愛着が湧く

「自分で手洗いをするなんてめんどくさい。」と、手洗い洗車を嫌がり、車洗浄ができる店舗で、プロや機械に頼むという手を取る方もいるかも知れません。しかし、自分で手間暇をかけて洗車することにより、自分の車に対して今以上の愛着が湧いてきます。

愛着が湧くと、傷や汚れをつけないような丁寧な車の扱いができるようにもなるため、愛車を綺麗な状態で保てるようになるはずです。

手洗い洗車に必要な道具

手洗いで洗車を行う際、以下の6つの道具を準備する必要があります。

スポンジ

車を傷つけないように、柔らかいスポンジを、ボディ用とホイール用の2種類を必ず用意するようにしましょう。

ホース

蛇口のある位置から車までの距離を考えて、余裕のある長さのものを用意しましょう。シャワー機能つきのものであるとより便利です。

カーシャンプー

様々な商品があり、自分の車に合わないカーシャンプーを選んでしまうと、車にダメージを与える原因となってしまいます。ボディカラーや塗装などに注意して、自分の車に最適なものを選びましょう。

バケツ

カーシャンプーの泡立てや、スポンジを洗うのに使います。また、脚立や洗車道具の収納の代わりにもなるので、大きいものを選ぶと便利です。

拭き上げ用クロス

吸水性が高いマイクロファイバークロスを使用するのがおすすめです。また、小さいと拭き取りに時間がかかってしまうため、大きめのサイズを用意しましょう。

コーティング剤

スプレータイプのコーティング剤があると便利です。コーティングをしておくと、汚れがつきにくくなり、たとえ汚れが付着しても、水洗いで簡単に落とせるようになります。

以上の6つを最低限用意するようにしましょう。

手洗い洗車の手順と方法

正しい手順や方法を理解しておかないと、かえって汚れがついたり、傷がついてしまう場合もあります。そこで、効果的な手洗いの手順とそのやり方を解説していきます。

  1. タイヤ・ホイールを洗う
  2. ボディ・窓を洗う
  3. 拭き上げをする
  4. コーティングをする
  5. 洗車完了

1.タイヤ・ホイールを洗う

洗車は、タイヤとホイールから洗い始めることが重要です。洗車は基本的に、汚れが下に落ちるように、高いところから低いところへ洗っていくのがセオリーですが、タイヤやホイールは地面に近く、汚れが多いパーツです。

ボディがキレイになってから洗うと、汚れが飛び散る可能性があるので先に洗うようにしましょう。
手順は以下の通りです。

  1. タイヤとホイールの表面に付着した泥や砂を水で落とす
  2. カーシャンプーをバケツで泡立て、スポンジで洗う
  3. カーシャンプーを流す

タイヤホイール用の洗車スポンジにカーシャンプーの泡をつけ、泡で洗うように汚れを落とします。硬いブラシなどは傷の原因になるので避けましょう。

また、タイヤはゴム製品なので、洗剤の成分がついたままだと、劣化を早めてしまう恐れがあります。すすぎ残しが無いように隅々まで流してください。

2.ボディ・窓を洗う

タイヤ・ホイールと同様、まず水で砂や泥などの汚れを洗い流し、シャンプーで洗って、すすいでいきます。手順は以下の通りです。

  1. 屋根→窓ガラス→ボンネット→ドアの順で上から下に水をかけ泥や砂を落とす
  2. カーシャンプーをバケツで泡立て、スポンジで洗う
  3. 上から下へ水をかけ、カーシャンプーを流す

ボディの傾斜面に沿って一定方向に動かすことで、ムラなく綺麗にすることができます。その際、傷がつかないように、力を入れてゴシゴシ擦らないようにしましょう。

手の届きにくい場所には柄付きのスポンジなどを使うことをおすすめします。洗い流す際は、ドアのふちや足元などはカーシャンプーが残りやすいので特に注意しましょう。

3.拭き上げをする

拭き残しがあると、せっかく洗車をしても跡が残ってしまうので、ボディが乾く前にしっかりと水滴を取りましょう。拭き上げの時は、クロスを広げて表面に置き、力を入れずに一方向にゆっくり引っ張るように拭くと、傷がつきにくいだけでなく、全体を効率的に拭き取ることができます。

その際、クロスが汚れたら、こまめに洗って使うようにしましょう。また、タイヤホイールはボディ用と違う、もう1枚のクロスで拭き上げましょう。

4.コーティングをする

最後の工程はコーティングです。ワックスはムラなく塗り、つけ過ぎに注意するようにしましょう。乾燥すると拭きにくくなるので、分割をして、部分ごとに仕上げるのがおすすめです。

また、ワックスに強いこだわりがなければ、スプレータイプのコーティング剤がおすすめです。スプレータイプは、拭きムラが少なく初心者でも施工がとてもしやすいです。

手洗い洗車をする際の注意点


手洗いで洗車する際に注意すべき点を解説していきます。

天候

洗車に理想的なのは、風がなくて涼しい曇りの日です。晴れの日はカーシャンプーが乾きやすく、シミやムラの原因につながります。また、雨の日は雨や泥水で車が汚れるため、洗車には向いていません。

風が強い日はせっかく洗ったボディに風で飛ばされた埃や砂が付き、その上にワックスやコーティング剤を塗ると傷がついてしまいます。

このような天候の影響を受けないために、風がなくて涼しい曇りの日を選ぶようにしましょう。

服装

洗車は水や汚れなどがはねて服が汚れるため、汚れても問題ない服装を選ぶようにしましょう。指輪・腕時計・ベルトなどのアクセサリー類も、つけたまま洗車を行うと、車に当たり、傷がつく可能性があるため、外すようにしましょう。

すすぎ残し、拭き残し

いくら丁寧に洗車をしても、すすぎ残しや水滴の拭き残しがあるとボディにシミがつく原因となります。そのため、すすぎは丁寧に行い、ボディが乾く前にきれいに拭き取ることが大切です。すすぎ残しが起こりやすい箇所は、最後にチェックして丁寧に拭きあげるようにしましょう。

すすぎ残ししやすい箇所

  • ドアミラー
  • ドアノブ
  • ボンネット・トランクの隙間
  • バンパーの裏側
  • サイドステップ

まとめ

手洗い洗車は面倒だと思われがちですが、コツを掴めば簡単ですし、自分の車が自分の手で綺麗になるのはとても気持ちが良く、さらに愛車に愛着が湧くことでしょう。この記事で解説した手順や方法で手洗い洗車を行い、大切な愛車を綺麗な状態で保てるようにしましょう。