車内清掃を頻繁に行う人は意外と多くありませんが、毎日運転する場合はすぐにホコリや汚れが溜まってしまいます。
いざ掃除しようとしても、細かい部分まできれいにするにはコツを抑えておく必要があります。

今回のコラムでは、車内を効率的にきれいにするためのポイントや、おすすめのグッズを紹介します。
大切な愛車をきれいに保ちたいという人は、ぜひ最後までご覧ください。

  1. おすすめの車内清掃グッズ
  2. 車内清掃のやり方
  3. 車内清掃のポイントは?
  4. 定期的に掃除することが大切

おすすめの車内清掃グッズ

まずは車内清掃に必要なおすすめグッズを解説します。
掃除前には以下の道具を揃えておきましょう。

掃除機

車のフロア部分には、土や砂利などが無数に落ちています。
また、シートの隙間などには、髪の毛や食べカス、小さなホコリが隠れている場合も多いです。

それらをきれいに処理するには掃除機が必要です。
一般的な家庭用の掃除機でも可能ですが、細かい部分のホコリを吸い取るためには、コンパクトなコードレス掃除機や、ネック部分を自由に曲げられるタイプがおすすめです。

クロス・雑巾

タオルや雑巾は多めに用意し、シートやインパネのようなきれいな部分と、シートの下側のような汚れがちな部分で使い分けることが望ましいです。

その際、汚れている部分を拭くには普通の雑巾で問題ありませんが、きれいな部分を拭くのは、マイクロファイバークロスを使用することをおすすめします。
繊維が細かいため、頑固な汚れやシミもしっかり絡めとってくれます。

逆に繊細な素材が使用されている部分を繊維が荒い布巾で拭いてしまうと、傷や跡になってしまうため注意が必要です。

シートクリーナー

シートにシミや黄ばみが付いてしまったり、飲み物をこぼした跡が残っていることも珍しくありません。
そのような汚れは放っておけばおくほど落ちにくくなってしまうため、早めに対処することが望ましいですが、その際は専用のシートクリーナーを使いましょう。

ただ、シートの素材によって適切なシートクリーナーは異なります。
大まかにファブリック用(布用)とレザー用に分けられるので、自分の車に合ったシートクリーナーを選びましょう。

ガラスクリーナー

最後に紹介するのは、窓をきれいにするためのガラスクリーナーです。

窓には、内側も外側も様々な汚れが付着しています。
その中には油分も含まれているため、ただ水拭きするだけだと、それらを落とし切ることができません。

ガラスクリーナーを使用することで効率的に掃除することができますが、スプレータイプやシートタイプがあるため、使い分けることもおすすめです。

車内清掃のやり方

次に車内清掃の具体的なやり方を解説します。
場所に合わせて道具を使い分けながら、一箇所ずつきれいにしていきましょう。

車内の荷物を下ろす

まずは車内の荷物を全て下ろすところから始めます。
多くの荷物が乗っているとそれも一苦労ですが、隅々まできれいに掃除するためには必須です。

この際、大きなゴミを見つけたら先に捨ててしまいましょう。
ダッシュボードなどの収納スペースもチェックしておくことで、その後の掃除をスムーズに進めることができます。

フロアマットをきれいにする

荷物と一緒にフロアマットも一旦外に出して、先にきれいにしておきましょう。
留め具で留められているタイプも多いですが、簡単に取り外すことができます。

水を使用できるのであれば、シャワーや高圧洗浄機を利用して、一気にきれいにします。

もしシャワーなどを届かせることが難しいのであれば、掃除機でホコリを吸った後、濡らした雑巾で擦ります。
フロアマットには頑固な泥が付着していることも多いので、強めに擦ることがポイントです。

天気が良い日であれば、先にフロアマットを掃除して干しておくことで、他の箇所を掃除している間に乾かすことができます。
生乾きだとカビの発生や悪臭の原因となるため、完全に乾いてから車内に戻しましょう。

掃除機をかける

全てのフロアマットをきれいにした後は、全体的に掃除機をかけていきます。
フロアマットを下ろしても、その下にはさらに砂ホコリが溜まっているので、丁寧に掃除機をかけていくことが大切です。
シートの背中部分とお尻部分の隙間にもたくさんのホコリが溜まっているので、忘れずに吸い取っておきましょう。

シートをきれいにする

掃除機を一通りかけ終わったら、シートクリーナーを使用し、シートをきれいにしていきます。
その際、シートクリーナーをシートに直接吹き付けると、その部分のみきれいになってムラになってしまうこともあるため、よほど頑固な汚れやシミでない限り、タオルやクロスに吹き付けてから使用することが望ましいです。

インパネをきれいにする

次にインパネをきれいにします。
特に目立った汚れがなければ、さっと水拭きする程度で十分です。
ただ、ダッシュボードの中などは、奥までしっかり拭いてあげましょう。

窓をきれいにする

最後に、ガラスクリーナーを使って窓をきれいにします。
この時も、拭き跡を残さないためにマイクロファイバークロスの使用をおすすめします。
乾拭き用のクロスをもう一枚用意し、拭きあげることで、さらにきれいな仕上がりになります。

車内清掃のポイントは?

車内清掃の手順は以上ですが、ここからはもう少し細かいポイントを紹介します。
完璧に掃除するためにも覚えておいてください。

エアコンの吹き出し口は丁寧に

現在のエアコンの吹き出し口は車種によって様々ですが、どのタイプであっても、ちゃんと角度を変えて細かく拭いていくことが大切です。
ここを怠ると、エアコンから出てくる風によって奥に潜んでいたホコリが舞ってしまい、せっかく掃除してもまた汚れてしまいます。

ドリンクホルダーも丁寧に

ドリンクホルダーもホコリが溜まりやすい箇所の一つなので、丁寧に拭くことがポイントです。
また、ドリンクホルダーは飲み物の水滴がこびりついていることも多いため、きちんと拭き取れているか、最後に目視で確認しましょう。

シートを動かして掃除する

シートの下側や左右の隙間には、細かいホコリや砂がたくさん溜まっています。
そのため、シート周りを掃除する際は、きちんとリクライニングし、前後にも動かして掃除しましょう。
オットマンシートやキャプテンシートの場合は、脚部分も伸ばして掃除することが大切です。

窓ガラスは少し開けて上側もきれいに

窓ガラスを吹き上げる時は、窓を少し開けて、隠れている上部分まできれいにすることがポイントです。
定期的にここをきれいにしないと、雨天時や洗車時についた水跡がそのままになり、最終的には落とせなくなってしまいます。

ダッシュボードの上側は注意が必要

ダッシュボードの素材も車種によって様々で、高級車にはレザーが使用されていることも多いです。
そのため、レザー用のメンテナンスクリーナーを使用する人も多いですが、ダッシュボードの上側に使用することはおすすめできません。

一時的にはきれいになりますが、ダッシュボードの上側は最も日光が当たる場所であり、劣化を早めてしまいます。
ヒビが入ってしまうこともあるため、使用は控えましょう。

定期的に掃除することが大切

車内清掃に必要なグッズや、清掃手順を紹介しましたが、参考になったでしょうか。
車内をきれいにするには細かい部分までチェックする必要がありますが、その分掃除後は気持ち良く車に乗ることができます。
大切な愛車に長く乗るためにも、定期的に掃除することが大切です。