ネイル大好きライターの筆者。
最近、コロナ前とコロナ後で「ジェルネイルの持ちがなんだか違う……?」と気が付いてしまったのです!
思い返せば毎日何度も消毒するようになってから変わった気がするし、硬化しなかったジェルの拭き取りにはエタノールを使っているし……
そこで今回の記事では、ネイルとアルコール消毒の関係性について調べたことをまとめてみました。
ジェルネイルだけでなく、マニキュアやネイルシール、ネイルチップなど、爪をきれいに飾る様々なアイテムについて検証します。
- ネイリストさんに聞いてみました
- ジェルネイルは肌の乾燥が天敵
- マニキュアやシールは?他アイテムについても聞きました
- 指の乾燥を防ぐためにできることは?
- 消毒を怠るより保湿を徹底して
- ネイル中の除菌にはアルコール製剤がおすすめ!
ネイリストさんに聞いてみました
学生時代からネイルが大好きだった筆者。
ネイルOKのお仕事に転職して「久しぶりにネイルやるぞ~!」と意気込み、2カ月前さっそくネイルに行ってきました。
か、かわいい~!!!
ジェルネイルの持ちはだいたい3週間~1カ月。
早くて2週間でサロンを予約する人もいますが、3週間あればジェルがはがれず爪の伸びが気になる程度で施術できるかな? という印象です。
私も学生の時は3週間ペースで予約をしていたのですが、今回はなぜか左手親指と薬指、右手親指の三カ所が浮いてはがれかけてしまいました……(写真を撮っておけばよかった)
そこで先日施術に行ってきた時、ネイリストさんに「ジェルネイルが学生の時よりはがれやいんですが、歳でしょうか……?」と思い切って聞いてみました。
その答えは……?
ネイリストさん「あ、それたぶんアルコール消毒のせいですね! 歳のせいじゃないです」
筆者「歳じゃないんですね! よかった! アルコールで溶けちゃってるとかですか?」
ネイリストさん「溶けてるというより、アルコールで指先が乾燥してるから浮きやすくなるんですよ~」
な、なるほど……?
ジェルネイルは肌の乾燥が天敵
ネイル大好きな割にネイルのことをあまり理解していなかった筆者。
せっかくなので、ネイリストさんにアルコールとネイルの関係について色々聞いてみました。
アルコール消毒が肌に与える影響
アルコール消毒での手指消毒を繰り返すと、以下のようなことが起こります。
- 脱脂が起こる
- 水分が奪われる
- 常在菌が除去される
これはすべて手荒れの原因。ネイルの持ちのお話ですと、②の「水分が奪われる」が直結しますね。
メカニズムをもう少し詳しく追いかけてみましょう。
脱脂が指の感想のもとに
健康な皮膚には、水分を逃がさないような仕組みが備わっています。
- 皮膚表面の角層(角質層)
- 角質層を覆う皮脂
皮膚がみずみずしさを保ち細菌などの侵入を防げるのは、これら「皮膚のバリア機能」のおかげです。
しかし、念入りな手洗いやアルコール消毒を何度も繰り返すことで、肌表面のバリア機能が低下し、皮膚から水分が逃げてしまうのです。
これがジェルネイルの持ちを悪くする「指の乾燥」。
ネイルだけでなく、手荒れやあかぎれにもつながってしまいます。
乾燥するとジェルが浮くのはなぜ?
乾燥によってジェルネイルの持ちが悪くなる原因は、実のところお顔がオイリー肌になってしまう仕組みとほとんど一緒。
詳しくチェックしていきましょう。
爪は痛むと自力で潤おうとする!?
爪は肌の付属機関と言われているくらい肌のコンディションと密接に関係しています。
爪はうるおいを保つために常に水分を排出している器官。
爪が痛んで乾燥している場合、自力でうるおうために水分や油分を多く吐き出してしまいます。
この水分や油分はジェルネイルととても愛称が悪いもの。
特に油分は大敵で、ジェルネイルの施術前にはオイルやハンドクリームの使用を控えるように言われるほどなのです。
自力で吐き出した水分や油分が、ジェルネイルの浮きにつながる原因ということなのですね。
乾燥すると痛む爪
さらに、爪は乾燥すると細かな亀裂が入りやすくなったり、折れやすくなったりともろく変化します。
これもジェルが浮きやすく剥がれやすくなる原因です。
マニキュアやシールは?他アイテムについても聞きました
アルコール消毒での乾燥がジェルネイルを楽しめる期間を減らしてしまうと聞き、ネイル好きの私としては「他のアイテムはどうなんだろう?」と気になりました。
もうちょっと深堀りしてネイリストさんに質問してみることに。
マニキュアは落ちるの?
筆者「マニキュアも落ちますよね?」
ネイリストさん「医療用のとか、濃度が高いものだと落ちますね」
マニキュアも、どうやらアルコール消毒液の濃度によって落ちてしまうようです。
除光液の成分「アセトン」
自分でマニキュアを落とすときに使う除光液には「アセトン」という成分が含まれ、このアセトンがマニキュアに作用して色を落としています。
このアセトンはアルコールとは異なる「ケトン」という化合物ですが、アセトンもアルコールに該当するエタノールも同じように「有機溶剤」として使用されます。
ですので、エタノールはアルコールよりも溶かす効果こそ低いものですが、不純物が少ない医療用アルコール消毒液などであれば落ちる可能性はあるようです。
ネイリストさん「まあマニキュアって時間経つと普通に落ちちゃいますけどね」
筆者「たしかに~!!!」
ネイルチップは落ちるの?
筆者「ネイルチップには良くないですよね」
ネイリストさん「いや、むしろ付ける前に爪をアルコール消毒すると長持ちするんですよ」
筆者「そうなの!?」
爪の汚れや皮脂を取り除いて持ちUP
アルコールで爪を拭き取って油分や汚れを取り除いてからネイルチップを装着することは、プロもやっているおすすめの方法。
アルコール消毒液などがない場合はチップを付ける前に石鹸で手をよく洗ってしっかり拭くだけでも効果があるのだそうです。
落ちるというより曇りが出ちゃうかも
ただし、チップの素材などによっては装着後に使ったアルコール消毒液がチップを溶かしてしまい、曇ってしまう可能性があるようです。
ネイリストさん曰く「あんまり気にしないかな」とのことでしたが、不安であれば気を付けて。
ネイルシールは落ちるの?
ここでは貼るだけでネイルが楽しめる「ネイルラップシール」を想定しています。
筆者「ネイルに貼るシールって落ちちゃうんでしょうか? あの、デザインがそのままできてるやつ……(ライターとは思えぬ語彙力)」
ネイリストさん「あれも原理的にはチップと一緒だよ~」
筆者「なるほど!!(伝わったことに喜んでいる)」
ネイルシールも大きくデザイン性を損なうといったことはないようです。
胡粉ネイルは落ちるの?
ちなみに、帰宅後に「胡粉ネイル」はどうなんだろう……とふと思い出したので調べてみると、販売元の上羽絵惣株式会社が実験をした結果が公開されているのを見つけました。
実験では、商品にもよりますがアルコール消毒をしてもしっかり乾かせばいつもどおり使って問題ない、という結論が出されていました。
不安な場合は別売のトップコートを塗って対策することもできるようです。
胡粉ネイルを塗ったあと、消毒までには30分〜1時間程度、乾燥時間をとっていただくことをおすすめします。(サイトより引用)
とのことでしたので、使用される方はぜひ参考にしてみてくださいね。
指の乾燥を防ぐためにできることは?
ジェルネイルをきれいにキープするために必要不可欠なのが指の保湿。
もちろんマニキュアなど他のネイル方法でも、肌荒れやひび割れはネイルを美しく見せるうえでの大敵です。
ここからは保湿ケアに便利なアイテムをご紹介します。
キューティクルオイル
引用:www.amazon.co.jp/dp/B01MRD8XS5
上で紹介している「ウルンラップ ネイルセラム オイル」のようなキューティクルオイルは、爪の甘皮(爪と指の境目の部分)を保湿し爪やそのまわりの皮膚の乾燥を防ぐものです。
特に、以下のような乾燥が原因の爪トラブルが多い人におすすめのアイテム。
- 爪が割れやすい
- 亀裂ができやすい
- 二枚爪になる
- ささくれができやすい
ジェルネイルの持ちを良くしたり、施術やオフで刺激を受けた爪や皮膚の乾燥を防いだりもできるので、ぜひ普段のケアに取り入れてみましょう。
ハンドクリーム
引用:www.amazon.co.jp/dp/B07J9XFVP8
手指の乾燥を防ぐためのアイテムといえばハンドクリーム。
手は紫外線や外気、水や湿度といった様々な外的刺激にさらされている部位です。
水仕事の後はもちろん、気になったらこまめに塗ってケアを心がけましょう。
ご紹介している写真は、筆者が愛用するハンドクリームのひとつ。バスアイテムなどで人気の「クナイプ」の ハンドクリームです。
甘いバニラ&ハニーの香りがキュート。
両刀使いが◎
おすすめしたいのは、キューティクルオイルとハンドクリームの両刀使い。
ハンドクリームだけでよいのでは? と思われる方もいるかもしれませんが、爪や指先のケアに特化したオイルを使うとジェルネイルの持ちはかなり違ってきますよ!
消毒を怠るより保湿を徹底して
新型コロナがいつ落ち着くか分からない現状、毎日こまめな消毒をすることは必須です。
ネイルの持ちが気になったとしても、命より大切なものはありません。もしもの時のために、毎日の手洗いと消毒は徹底して。
水やアルコールに手をさらした後のケアをきちんと行えば、ネイルを長く楽しむことはできちゃいます。
消毒後の保湿を続けてきれいな指をキープしましょう!
ネイル中の除菌にはアルコール製剤がおすすめ!
コロナ禍で手指の消毒は必須ですが、ネイルが落ちてしまうのは気乗りしませんよね!そんな方におすすめなのがアルコール製剤です。
アルコール製剤とは、エタノールだけでなく、除菌効果のある成分が添加された除菌剤のことです。その他の成分が含まれているため、医療用の消毒液などと比較するとアルコールの濃度が低くなっています。
一般的に、消毒・除菌剤が最も効果を発揮するエタノールの濃度は70%程度と言われていますが、アルコール製剤は、濃度が50%程度のものが多いです。なぜこのようなアルコール濃度を抑えた商品が販売されているのかと言うと、アルコール製剤にはその他の除菌効果のある成分も配合されているため、アルコール濃度が抑えられていても、除菌効果を得ることができるからです。
アルコールによる除菌効果を得ることができるのはもちろん、アルコール以外の成分が入っているため、ただ除菌をするためだけでなく、抗菌効果や消臭効果が得られるというメリットもあります!
おすすめアルコール製剤「タケックス」
弊社が販売する、アルコール製剤の「タケックスクリーンBiz」は、エタノールの濃度が通常の消毒液よりも低い51%なので、ネイルへの影響が通常よりも小さいです。
アルコール濃度が低いからといって感染症予防の効果が低いのかというと決してそんなことはなく、「モウソウチク抽出物」という竹由来の天然成分が配合されているため、除菌効果も抜群です。
また、タケックスクリーンBizは食品添加物としての認可も受けているため、手指に使うだけでなく食器類や食品に使用することも可能。
非常に安心・安全でネイルや皮膚に使用しても心配が少ない商品です。詳しくは公式サイトをご覧ください。
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