「きちんと洗濯をしているのに洋服が臭い…」
このように悩んでいる方は多いのではないでしょうか。洗濯をしているにも関わらず、衣服に付着した汗のにおいや生乾き臭いが消えないケースは珍しくありません。どのように洗濯をすれば良いか悩んでいる方もいるでしょう。
本記事では、洗濯後の洗濯物が臭う原因や、臭いの取り方について詳しく解説します。
洗濯を行ったのに洗濯物が臭う理由
洗濯を行ったにも関わらず、洗濯物が臭う理由は主に2つです。
- 汗や皮脂が残っている
- 洗濯物に雑菌が繁殖している
それぞれ詳しく解説します。
汗や皮脂が残っている
洗濯機で洗濯をしたとしても、汚れが全て落ちているとは限りません。衣類に付着した汗や皮脂などの汚れは、線維の奥深くにまで入り込んでいる場合があります。その状態で洗濯を行ったとしても、線維の深くにまで入り込んだ汚れは落とせません。
皮脂や汗は長く放置されていると、酸化して悪臭の原因となります。洗濯物が臭うのは、汗や皮脂が残っているのが原因かもしれません。
洗濯物に雑菌が繁殖している
洗濯物の汚れが取り切れていなかったり、濡れた状態で放置したりすると、雑菌が繁殖します。生乾きの衣服から独特な臭いがした経験がある方は多いのではないでしょうか。その理由は、洗濯物に雑菌が繁殖しているからです。
洗濯物の臭いを落とす方法
洗濯物の臭いを落とす方法は、主に5つです。
- 使用する洗剤を見直す
- 洗濯洗剤と柔軟剤は適量を使用する
- 酸素系漂白剤を利用する
- 乾燥機を使用する
- アイロンをかける
それぞれ詳しく解説します。
使用する洗剤を見直す
洗濯物が臭うのは、洗剤で汚れを落としきれていないのが原因かもしれません。使用する洗剤を見直すことで、臭いが取れる可能性があります。
洗剤を選ぶ際には、皮脂や汗の汚れに強い「弱アルカリ性粉末洗剤」を使用するようにしましょう。人間の皮脂や汗は弱酸性であるため、反対の性質を持つ弱アルカリ性の洗剤を使用することで、汚れが落ちやすくなります。
また、粉末洗剤の方が液体洗剤と比べて洗浄力が高い傾向にあります。そのため、洗濯物の臭いは落としやすいでしょう。一方で、衣類の繊維を傷つけやすいため、綿のような繊細な材料で作られた洋服には使用しないようにしましょう。
洗濯洗剤と柔軟剤は適量を使用する
汚れを落としたいと思うあまり、規定量よりも洗剤や柔軟剤を使ってしまう人は少なくありません。しかし、洗剤を入れすぎると、すすぎを行っても洗い流しきれない可能性があります。
衣類に残った洗剤は雑菌の餌になるため、洗濯を行っているにも関わらず雑菌の繁殖を手助けしていることになりかねません。洗濯物の量に応じて、適量を使用するようにしましょう。
酸素系漂白剤を利用する
酸素系漂白剤につけ置きをすれば、臭いが落ちる可能性が高いです。40〜50℃程度のお湯をバケツに溜めて、水量に応じた酸素系漂白剤を投入しましょう。そこに洗濯物を入れて、10〜30分程度放置すれば、ある程度の臭いは落とせるでしょう。
酸素系漂白剤は漂白剤の中でも効果が弱めであるため、衣類が色落ちしたり痛んだりする可能性は少ないです。一方で、あくまでも薬であるため、衣類の状態が悪くなる可能性がある点には注意しましょう。
乾燥機を使用する
洗濯物に繁殖している雑菌を取り除くために、乾燥機を使用するのもおすすめです。部屋干し臭や生乾き臭の原因である「モラクセラ菌」は、60℃以上で死滅するという特徴があります。
一般的な乾燥機の内部温度は60℃以上になります。そのため、モラクセラ菌を死滅させることができるでしょう。家に乾燥機がない場合は、コインランドリーの乾燥機を利用するのもおすすめです。
一方で、衣服によっては乾燥機が使えない可能性もあるので注意しましょう。乾燥機を利用する前には、必ず洗濯表示タグを確認してください。
アイロンをかける
アイロンをかけてモラクセラ菌を死滅させるのもおすすめです。モラクセラ菌はもちろんですが、繊維の奥深くに入り込んだ汗の汚れを取り除くことも可能です。1枚ずつアイロンがけを行わなければいけないため手間はかかりますが、高い効果を期待できる方法です。
アイロンがけを行う際には、衣類が濡れたままになっていないか必ず確認をしてください。濡れた状態でアイロンがけを行ってしまうと、設定温度以上の熱が衣服に伝わります。そのため、乾いてからアイロンがけを行うようにしましょう。
また、衣類によってはアイロンが使えない可能性もあります。洗濯表示タグを確認して、アイロンが使えるかどうかチェックしましょう。
洗濯物の臭いが取れない行為
何気なく行っている洗濯方法や臭いを落とすための工夫が、洗濯物の臭いを悪化させている可能性があります。
- 残り湯ですすぎまで行っている
- 何度も洗濯を行う
- 消臭スプレーを使用する
それぞれ詳しく解説します。
残り湯ですすぎまで行っている
洗濯代を節約するために、お風呂の残り湯を使っている方は多いでしょう。しかし、残り湯には数多くの雑菌が存在しています。「洗い」に残り湯を利用するのは問題ないですが、すすぎにまで使ってしまうと衣類に雑菌が付着してしまいます。
残り湯を洗濯に使用している方は注意してください。残り湯は入浴して時間が経過すると、雑菌が多くなってしまいます。そのため、入浴直後の残り湯を使用することも大切です。
何度も洗濯を行う
洗濯物に雑菌が付着している場合は、洗濯を繰り返し行ったとしても臭いの解消にはなりません。先ほど紹介したような方法で、除菌を行う必要があります。
繰り返し洗濯を行うと、コストがかかるのはもちろんですが、洗濯物の痛みの原因にもなってしまいます。臭いが取れないと何度も洗濯を行ってしまいやすいので十分に注意しましょう。
消臭スプレーを使用する
消臭スプレーを使用すれば、一時的に洗濯物の臭いを取り除くことができます。しかし、洗濯物の臭いの原因を取り除いているわけではないため、根本的な解決にはなりません。
出かける前の臭い対策として消臭スプレーを使用するのは問題ありませんが、それだけで洗濯物の臭い対策を行うのは避けましょう。
洗濯槽の掃除も臭い対策には欠かせない
洗濯槽にはカビが繁殖する場合があります。そのカビが臭いの原因となっている可能性があるため、定期的に洗濯槽の掃除を行うようにしましょう。1ヵ月~2ヵ月を目安に行うのがおすすめです。
洗濯槽の掃除は手間がかかるように思えますが、塩素系漂白剤を使用すれば40分程度で完了します。それほど手間のかかる作業ではないため、忘れずに行うようにしてください。
洗濯槽の他もフィルターを掃除すると、汚れが溜まりづらくなり臭いも付着しづらくなるのでおすすめです。
洗濯の方法を見直して洗濯物の臭いを取り除こう!
洗濯物の臭いが何度洗っても取れないのは、雑菌や汚れが原因である可能性が高いです。洗濯機を使用するだけではなく、酸素系漂白剤や乾燥機、アイロンなどを活用してみてください。
洗剤を見直すのも重要です。KING WATERであれば、汗の汚れに対して効果的にアプローチすることが可能です。洗濯物の臭いが取れずに悩んでいる方は、ぜひ利用してみてください。