電気ケトルのお掃除って、皆さんはどうやっていますか?
ほとんど水しか入れないしテキトーで大丈夫でしょ……なんて思わないで!
使い続けた電気ケトルの中には、分かりづらくても汚れがたくさん蓄積しているんです。
今回は、カンタンにできる電気ケトルのお掃除方法についてレクチャーします。
ケトルがきれいに保たれているかどうかでお水の美味しさは大きく変わりますよ!
電気ケトルの中はこうなっている
半年前に購入した我が家の電気ケトル。
保温機能こそありませんが格安の割に使い勝手がよく愛用しています。
たまに洗剤で中を洗ってはいたのですが、水以外のものを沸かしていないからとお掃除の頻度は低め。
しかし、中を見てみると……?
斑点のような汚れが……これは何?
電気ケトルのふたを開けて中をよく見てみると、底に謎の斑点がついているではありませんか!
発見当初「カビか!?」と思って焦ってしまいましたが、実はこれ、カビではなく水垢。
健康リスクこそありませんが、ケトル内部に付着した状態で残っていると水の味やにおいに影響を及ぼすことも想定されます。
なお、電気ケトルは約100℃に沸騰した水を入れて使うものなので、定期的に使用していればカビが生息することは難しいでしょう。
- ・水の味が悪くなる
- ・カルキ臭い臭いが残る
- ・蓄積すると熱伝導が悪くなる
水垢を溜めてしまうと上のようなデメリットが発生します。
定期的なお掃除を心がけましょう。
水垢ってどんなもの?
水垢の成分はミネラル分。水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどが固まり、水が蒸発した後にも固形として残り続けるため、白い跡が残るのです。
水垢の面倒なところは、洗剤とスポンジでゴシゴシ洗うだけでは落とせないところ。
固くなった水垢は洗剤の洗浄成分とうまくなじまないため、やみくもに洗うのではなく、水垢を落とすのが得意なアイテムを使ってお掃除するのが効果的です。
クエン酸を使って中をお掃除しよう
引用:クエン酸の激落ちくん
ミネラル分でできた水垢を落とすには、クエン酸が効果的です!
レモンやその果汁に入っていることでよく知られていますよね。100円均一ショップなどでもお掃除アイテムとして大容量のクエン酸パウダーを手軽に入手できるので、水垢が気になったらすぐに探しに行けますよ。
クエン酸が効くのはなぜ?
水垢に含まれるミネラルの主成分はマグネシウム。
このマグネシウムはアルカリ性の性質を持つため、水垢はアルカリ性の汚れとなります。
酸性の性質をもつクエン酸をお掃除に使うことで、異なる性質という点から汚れの中和ができます。
クエン酸で汚れを柔らかくすることで、水垢もきれいに落としやすくなるのです。
汚れない!ラクラク!クエン酸お掃除のやり方
用意するものはクエン酸と水道水だけ!
手も汚れずカンタンにできるので、3カ月に1回、できれば1カ月に1回は清掃をするようにしましょう。
クエン酸清掃の手順
- ①満水になるまで電気ケトルに水を入れる
- ②水にクエン酸を大さじ1杯入れる
- ③通常通りの使い方で沸騰させる
- ④2時間放置する
- ⑤お湯を捨て、中を数回水ですすぐ
ポイントはふたつ!
- ・水を満水になるまでしっかり入れる
- ・時間を置いてから中をすすぐ
見づらい部分ですが、電気ケトルの中は底だけでなく側面にも水垢汚れがついています。
満水になるまで水を入れることで、底以外についた水垢もバッチリ落とせますよ!
沸かしたお湯は2時間を目途に放置しておくことで、水垢をより柔らかく落としやすくできます。
※時間の都合上、半分の1時間放置でチャレンジ。少し汚れは残りましたが、底の外側などきれいになりました!
全ての工程が完了したら、ふたを閉めずよく乾燥させることでカビ防止も◎。
ひっくり返してより水を落としやすくしてもいいですね。
お酢も使える!
クエン酸が手元にない場合、大さじ1杯のお酢で代用することもできます。
ですがクエン酸は購入しやすいうえ、他の水垢汚れやアルカリ性の汚れを掃除する時にも使えるので、この機会に購入するのがおすすめですよ!
面倒でもなるべく掃除を心がけて
水垢をきちんと掃除しているかそうでないかで、ケトルで沸かしたお湯を使うコーヒーやスープ、紅茶などの味がかなり違ってきます。
簡単なお掃除ですから、汚れがひどいものでもないからとサボりがちにならずなるべくこまめな清掃でキレイな状態を保ちましょう。