「アルカリイオン水ってどんな水?」
「アルカリイオン水は体に悪いって聞くけど本当?」
このように考えている方は多いのではないでしょうか。アルカリイオン水とは、水を電気分解して作られた水です。pH9〜10程度の弱アルカリ性であり、飲んだとしても問題はありません。
なぜ、アルカリイオン水は体に悪いといわれているのでしょうか。本記事ではアルカリイオン水について詳しく解説いたします。
- アルカリイオン水の効果・メリット
- アルカリイオン水が体に悪い理由
- アルカリイオン水を飲む際はpHにも注意!
- アルカリイオン水は摂取するべきではない?
- アルカリイオン水を飲むならウォーターサーバーがおすすめ!
- アルカリイオン水はむしろ体に良い
アルカリイオン水の効果・メリット
アルカリイオン水には様々な効果やメリットがあります。
- 胃腸の機能を助けてくれる
- 口臭の改善が期待できる
- 新陳代謝の改善によってダイエットに繋がる可能性もある
胃腸の機能を助けてくれる
胃腸は酸性になると、胃もたれや消化不良、下痢などのトラブルを引き起こします。酸性の状態を中和するためには、アルカリ性の食べ物や飲み物を摂取するのが効果的です。
アルカリイオン水は弱アルカリ性であるため、酸性に偏っている胃腸の状態の改善が期待できます。他にも胃腸が酸性に偏ると、善玉菌が減少し、悪玉菌が増えることがわかっています。
悪玉菌が増えると、便秘や軟便などのトラブルに繋がるため、それの改善を図れるのもアルカリイオン水のメリットといえるでしょう。
口臭の改善が期待できる
食後のうがいにアルカリイオン水を使用すると、口臭の改善が期待できるといわれています。口臭の原因には様々なものがありますが、その中の1つが食べ物や飲み物に含まれている酸です。
私たちの口内に蓄積した酸は、徐々に歯を溶かしてしまいます。歯が溶けて穴があいてしまうと、そこに食べカスが蓄積し、口臭の原因となります。
アルカリイオン水でうがいをすれば、口内の酸を中和できるため、歯が溶けるのを抑えられるでしょう。結果として、食べカスが蓄積しづらくなるため、口臭予防に繋がります。
新陳代謝の改善によってダイエットに繋がる可能性もある
新陳代謝を高めるために重要なのが、体の水分の吸収率です。たくさん水分を摂取しても、水分の吸収率が低いと新陳代謝の改善には繋がりづらいです。
アルカリイオン水には水の分子が小さいという特徴があります。これによって一般的な水よりも効率良く体が吸収してくれ、新陳代謝の向上に繋がります。新陳代謝が向上すれば、老廃物をスムーズに体外へ排出できるようになるため、ダイエット効果が得られるでしょう。
さらにアルカリイオン水の中には、活性水素が多く含まれています。活性水素は体内の過酸化脂肪を分解して体外へ排出してくれるため、ダイエット効果に繋がるといえるでしょう。
アルカリイオン水が体に悪い理由
アルカリイオン水には様々なメリットがあります。一方で、アルカリイオン水は以下の理由で体に悪いともいわれています。
- 過剰摂取をすると胃酸の働きが悪くなる
- 飲みすぎると下痢になってしまう
- 水中毒が起こる可能性もある
詳しい内容について解説します。
過剰摂取をすると胃酸の働きが悪くなる
アルカリイオン水を過剰摂取すると、 胃酸の殺菌作用を抑えてしまいます。これによって食べ物を消化しづらくなってしまい、消化不良を起こす可能性があります。殺菌できなかった雑菌によって、食中毒が引き起こされる可能性もあるでしょう。
先ほど、胃酸の機能を助けてくれると説明しました。胃酸が過度に酸性に偏っている場合であれば、アルカリイオン水を飲むメリットは大きいです。しかし、胃腸が正常な状態でアルカリイオン水を過剰に摂取すると、逆にアルカリ性に偏ってしまう可能性があるので注意しなければいけません。
飲みすぎると下痢になってしまう
アルカリイオン水のようなアルカリ性の傾向にあるものを大量に摂取すると、下痢の症状が出る場合もあります。胃もたれや吐き気などがあり、胃酸の働きが強い状態であっても、アルカリイオン水を飲みすぎるのは避けてください。目安としては1日に500~1,000ml程度にしておきましょう。
これ以上摂取すると、胃腸がアルカリ性になる可能性が高まります。下痢だけではなく、様々な不調を引き起こす可能性があるため注意しましょう。
水中毒が起こる可能性もある
水中毒とは体内の水分バランスが崩れてしまう状態のことです。アルカリイオン水を摂取しすぎると、腎臓の機能を上回ってしまい、体内の水分量が多くなりすぎてしまいます。
体内の水分量が多くなると、希釈性低ナトリウム血症という症状が発症するかもしれません。希釈性低ナトリウム血症を発症すると、疲労感や嘔吐、食欲不振などの症状が表れます。
アルカリイオン水を飲む際はpHにも注意!
アルカリイオン水はメリットもありますが、上記のような症状を引き起こす可能性もあるため注意しなければいけません。アルカリイオン水を飲む際には、摂取量に十分注意する必要があります。
また、pHにも注意しなければいけません。pHが大きくなればなるほど、強いアルカリ性を示します。pH10以上のアルカリイオン水は飲用不可であり、一般的に販売されているものはpH9.0~9.8程度が多いです。
目安としてはpH9.5程度のアルカリイオン水を摂取するようにしましょう。しばらく摂取してみて、体に合わなければpHの低いアルカリイオン水に切り替えるのがおすすめです。
pH9.5のアルカリイオン水であっても過剰に摂取すれば、先ほど紹介したように不調が起こる可能性があるので注意しなければいけません。しかし、短期間で大量に摂取しない限り、健康上のトラブルが起こる可能性はほとんどないといえるでしょう。
アルカリイオン水は摂取するべきではない?
アルカリイオン水のデメリットを聞くと「摂取するべきではないのでは」と感じる方もいるかもしれません。しかし、先ほど紹介したデメリットは、アルカリイオン水を大量に摂取した結果、起こっています。
つまり、過剰に摂取しなければ、アルカリイオン水が体に悪影響を及ぼすことはありません。アルカリイオン水自体が、体に悪いということはないため、安心して摂取しましょう。
アルカリイオン水を摂取することで得られるメリットも数多くあります。むしろ、積極的に摂取するべきといえるでしょう。
アルカリイオン水を飲むならウォーターサーバーがおすすめ!
アルカリイオン水を飲むのであれば、ウォーターサーバーがおすすめです。危険性もあるアルカリイオン水ですが、ウォーターサーバーであればメーカーが水の品質についてしっかり管理をしているため、安全に摂取することができるでしょう。
どのウォーターサーバーを選べば良いかわからない方には「アクアバンク」がおすすめです。アクアバンクはアルカリイオン水ではなく、水素水が飲めるウォーターサーバーです。しかし、pH8.8~9.6程度を示しているため、アルカリイオン水と同じような効果が期待できるでしょう。
過度にpHが高すぎることもないため、過剰摂取しない限り、健康上のトラブルが起こる心配もありません。アルカリイオン水はコンビニやスーパーなどで見つからないこともあります。ウォーターサーバーを活用して、より便利にアルカリイオン水を摂取しましょう。
アルカリイオン水はむしろ体に良い
アルカリイオン水はむしろ体に良い飲み物です。しかし、摂取量に関しては十分に注意しなければいけません。
摂取量を守っている限り、体に悪いということはなく、むしろ数多くのメリットを得られるでしょう。アルカリイオン水に興味があるという方は、ぜひこの機会に生活の中に取り入れてみてください。