一家に一台はある洗濯機。汚れた服を洗うには、洗濯槽の掃除を欠かすことはできません。洗濯機の裏側には汚れがこびりついている場合があるのです。
そこで今回は、洗濯槽のお掃除方法についてまとめたので、ぜひ、参考にしてみてください。
洗濯槽を掃除するタイミングとは?
洗濯槽の汚れは、分かりにくいもの。目に見えて分かる部分ではないので、分かりにくいという方は少なくないでしょう。
洗濯槽の掃除は、1ヶ月に1回程度は掃除をするようにしましょう。湿度が高い状態が常に保たれている洗濯機内は雑菌繁殖の温床になりやすいです。
放置していると、洗濯物にも嫌な臭いが付くようになってしまうこともしばしば。ついつい放置してしまいがちですが、洗濯槽の掃除は定期的に行いましょう。
洗濯槽の汚れとは?具体的な汚れ原因について
洗濯槽に発生する汚れの代表例が「黒カビ」です。洗濯槽の中は当然湿度が高くなりやすく、カビの繁殖時の栄養になりやすい、洋服の汚れや洗剤の残りカス等の影響もあり、カビが繁殖するのに非常に最適な環境です。
手入れをしていない洗濯機で洗濯物を洗うと、「ワカメのような黒色のピロピロしたものが洗濯物に付着していた」という事態が発生することもよくありますが、
梅雨など湿度が高い時期は特にカビは発生しやすく、見た目上は綺麗な洗濯槽も、内部を見ると黒カビが生えている場合も少なくありません。このような黒カビが衣類に付着してしまうと、知らないうちにカビを吸引してしまい、人体に悪影響を与えてしまうこともあります。
洗濯槽の掃除方法とは
- ぬるま湯で汚れをふやかす
- 洗濯槽クリーナーで汚れを浮かす
- 汚れがひどい場合はすくい取る
- 汚れが出なくなるまですすぐ
洗濯槽の掃除方法は、上記の流れです。下記より、詳しくお伝えしていきたいと思います。
①ぬるま湯で汚れをふやかす
まずはぬるま湯(50℃)程度のお湯を注いで、汚れを浮きやすくすることをおすすめします。
縦型洗濯機の場合、水を満杯まで入れて、洗濯槽全体がお湯に浸かるようにして、最高水位までお湯が入った後は、5分程度回して水流で汚れを揺すりましょう。ドラム式洗濯機の場合は、お湯を注いで漬け置きをすることは難しいので、洗濯機に標準搭載されている槽洗浄モードを使用しましょう。
お湯の力を利用することで、洗濯槽クリーナーの効果を更に引き出すことにつながります。
②洗濯槽クリーナーで汚れを浮かす
洗濯槽クリーナーを注ぎましょう。洗濯槽のラベル等に案内されている用法容量に従いましょう。洗濯槽クリーナーを入れた後は、しばらく洗濯機を回して、クローナーが槽内の隅々まで行き渡るようにするとよいでしょう。
洗濯槽の掃除に重曹は使用すべき?
洗濯槽の掃除をする際に、重曹を使用される方は少なくないでしょう。しかし、洗濯槽の掃除で、重曹はおすすめできません。
重曹は、洗濯槽内の雑菌やカビを落とす洗浄力が弱いからです。重曹を使って、洗濯槽を綺麗にするには、大量の重曹を用意しないといけないことになります。
また、大量の重曹を使うと、溶け残りが洗濯槽の穴に詰まってしまうため、故障の原因になってしまうことも。
洗濯槽の掃除をする際は、
- 塩素系洗剤
- 酸素系洗剤
がおすすめです。塩素系洗剤は、洗浄力も高く、洗濯機を回すだけで問題ありません。手間も掛からないので、おすすめです。
服へのダメージを気にされる方は、酸素系洗剤で掃除をすれば、すすぎ残し等の色落ちを防ぐことができます。
③汚れがひどい場合はすくい取る
付け置きが終わった後は、洗濯槽の裏側にこびりついていたカビ等が浮き出てくる場合があります。そのような場合は、汚れをすくい取ると良いでしょう。
すくい取る場合は、古くなったストッキング等をハンガーにかぶせることで簡易的なネット作成する方法がおすすめです。
④汚れが出なくなるまですすぐ
ある程度の汚れをすくい取った後は、新しい水に入れ替えて、洗濯機を回すようにして、汚れがなくなるまですすぐようにしましょう。定期的に洗濯槽の掃除をしている方であれば、基本的に1度洗濯機を回すだけで汚れが出なくなりますが、長年ほとんど洗濯槽の掃除をしたことがないという方は、1度では汚れが落ちない可能性がある点に注意しましょう。
汚れが酷い場合は、専門業者によるクリーニングでメンテナンスをするとよいかもしれません。
洗濯槽の掃除の頻度は?
洗濯槽は、1ヵ月に1回、もしくは2ヵ月に1回は掃除を行いましょう。
洗濯槽の裏側は、目に見えない部分なので、ついつい後回しにしてしまうものだと思います。
しかし、洗濯槽を掃除しないと、洗ったはずの服が、カビ臭い場合も。定期的に掃除をすることで、キレイな状態をキープし、カビの発生を抑えることができます。
洗濯槽の掃除は定期的に
お忙しい日々が続くと、洗濯槽の掃除をサボりがちという方は少なくないと思います。
洗濯槽は、カビが非常に繁殖しやすい環境にあります。それ以外にも、石鹸カスやホコリ、水アカなどがへばりついています。定期的に洗濯槽の掃除をするようにしてくださいね。